世界の高速鉄道事情について知ろう!

発展に必要なもの

技術力が高いからといって高速鉄道が発展するとは限りません。それは、その国に高速鉄道の需要がそもそも存在するのかどうかという問題があるからです。例えば、小規模な国や人口密度が高くない国は都市間流動が小さいため、高速鉄道の需要が高まらず、鉄道技術がいくら優秀であっても、高速鉄道の導入に至らないというケースがあります。

具体的にはベルギーやオランダなどがそれにあたり、高速鉄道はフランスのTGVなどが国際鉄道網として整備されています。また、それだけが原因ではなく、流動性が高く大型国家であるという場合であっても、自国開発が出来ないという場合があります。

例えば、アメリカなどは開業をした年から歴史的な大不況に見舞われたのと同時に、自社路線が一部の州のみであったということがあります。また、その間に航空会社に顧客を奪われてしまったために、アメリカでは高速鉄道の発達が遅れてしまったのです。

高速鉄道の発展は、その国の規模や流動性、また計画中の国の景気といった様々な要因が重なり合って動いていきます。このような流れを見てみると、日本を始めとした高速鉄道を持つ国がその技術を国家的財産として持てたことは非常に大きな武器であると言えます。