世界の高速鉄道事情について知ろう!

国際的展開での注意点

高速鉄道の運用を可能にするのは、単純な鉄道技術だけではありません。そのほかの電気や機械、建設や土木、情報工学といったものから、経営や経済、ヒューマンパワーをどのように運用するかという管理システム、さらには満遍なく国民に行き届いた教育体制や、運用に基づいてどのような法律を発令するかといった、様々な事案が入り組んでいます。

そのため、高速鉄道を運用する技術というのは、国の極めて高い技術や社会的システムの集合体であり、その国のベンチマークとも言えるのです。世界中をマーケットとして高速鉄道を売り込んでいくには、積極性ももちろん大切ですが、極めて重要な国の技術力やシステムが他国に流出しないような対策も必要だと言われています。

高速鉄道を運用するためには、その国の知的財産が優れている必要があります。これらは一朝一夕で成し得るものではなく、自国の発展とともに成長させてきた高速鉄道の技術というものは、国家機密レベルの事案だと言えます。そのため、世界中で高速鉄道を建設する際に対しては、迂闊にその情報を漏洩させないような仕組みを考える必要があるのです。特に、新幹線という世界に誇る高速鉄道を持つ日本ならば、尚更シリアスになるべきでしょう。